菊池郡菊陽町
熊本県中部に位置する菊池郡菊陽町は、人参がマスコットキャラクターになるほど人参作りが盛んな町です。阿蘇山からの冷たい吹きおろしの風がちょうど菊陽町付近で和らぎ、ほかの地域より1年を通じて穏やかな気候がとても人参栽培に適しています。 阿蘇火山にとても近いこの大地は、「黒ぼく土」と呼ばれる火山灰が積もってできた台地です。「黒ぼく土」はとても透水性や通気性に優れており、人参栽培では色を鮮やかにする効果があると言われています。
土をいたわる
私たちの熊本県人参生産者のリーダーである吉岡隆明さん。ご家族の皆様と力を合わせ、日々畑で汗を流されております。
面積は1軒の人参生産者としては大規模となる、14町歩(東京ドーム約3個分)を栽培しています。
吉岡さんの人参作りは土作りから始まります。畑の状態を知るために土の健康診断を行い、足りない分だけ肥料を補うようにしています。堆肥を施し、人参栽培には普通使用しないような有機質たっぷりな肥料を使い、畑をいたわる土作りをしています。
防除はベーターリッチの特徴をよく知る吉岡さんですので農薬は慣行栽培の約半分にまで回数を減らすことができました。その後人参は収穫をむかえ、洗浄・選別をされやっと出荷されます。
こだわりと愛情
私たちのもとへ届いた人参は毎年変わらず、すばらしい状態で届きます。しかし変化する作柄の中、毎年同じ基準で選別することはとても難しいことなのです。それはご家族、パートさん、生産者グループの皆様との信頼関係があるからこそ出来ることだと思います。
そんなこだわりと愛情のこもった人参だから、私たちも胸を張ってお客様にお届けしたいと思えるのです。